リヒテンシュタイン 基本情報

  • 国名:リヒテンシュタイン公国
  • 首都:ファドゥーツ
  • 面積:160平方キロメートル
  • 人口:約35000人
  • 国民:ゲルマン系ドイツ・アレマン人86%、その他(イタリア人、トルコ人)14%
  • 公用語:ドイツ語
  • 通貨:スイス・フラン (※ユーロでの支払いは、ユーロ紙幣のみ可)
  • 宗教:ローマ・カトリック76%、プロテスタント7%
  • その他:
    リヒテンシュタイン家の個人資産は30億ユーロとされ、欧州王室中ダントツNo1!
    ルパンⅢ世の『カリオストロの城』の舞台・カリオストロ公国のモデルとなった。
  • 歴史:(ウィキペディアより)
    1699年 ヨハン・アダム・アンドレアスがシェレンベルク男爵領を購入
    1712年 ヨハン・アダム・アンドレアスがファドゥーツ伯爵領を購入
    1719年 神聖ローマ帝国は、リヒテンシュタイン家が買収したファドゥーツ伯爵領とシェレンベルク男爵領とを併せてリヒテンシュタイン侯領とすることを認可(リヒテンシュタインの始まり)
    1806年 神聖ローマ帝国が崩壊し、翌年にライン同盟参加する。この際、他国から独立国(侯国)としての承認を得る
    1815年 ドイツ連邦に入る
    1852年 オーストリアと関税同盟を締結
    1866年 ドイツ連邦が解体され、独立する
    1867年 永世中立国(非武装)となる
    1868年 軍隊を廃止し、その後は軍隊を保有せず
    1919年 オーストリアとの関税同盟解消
    1921年 憲法制定。
    1923年 スイスと関税同盟を結ぶ。スイスフランを通貨とする
    1984年 女性参政権を認める
    1990年 国連に加盟する
    1991年 EFTAに加盟する
    1995年 欧州経済領域(EEA)に加盟する
    2003年 憲法を改正
  • 経済:
    主要産業は精密機械、牧畜と医療。ほかに、観光、国際金融、切手発行。
    タックスヘイブンとしても知られ、税金免除を目的とした外国企業のペーパーカンパニーも集中(登記された法人数が人口の倍以上)している。それにより、法人税が税収の40%に及んでいるので、一般国民には直接税(所得税・相続税・贈与税)が無い。

※2008年2月の、ドイツ公安当局の発表によると、
『2008年初頭、リヒテンシュタイン最古の銀行の一つであり、アロイス皇太子の弟が頭取を務めるLGT銀行の顧客名簿を基に、脱税者摘発に乗り出した』とのこと。
顧客名簿は、LGT銀行の元行員にドイツ当局が420万ユーロを払って入手したもので、名簿には1400人の名前が列記されていた。
そのうち半数以上がドイツ人で、調査開始から数週間で150人以上を家宅捜索した。
その中には、ドイツ有数の企業のトップが含まれており、渦中の本人は辞任に追い込まれた。
脱税摘発によって、ドイツ課税当局は3000万ユーロ以上の追徴課税を行ったという。
しかも、ドイツの発表後には、英国の捜査当局も密告者からの情報を買ったことを明らかにした。
さらに、米国・オーストリア・フランスなどの7ヶ国の当局も加わって、国際的な脱税調査に発展したのだ。