スペイン・コルドバの「花の小道」は、目から火花が出ることも

後ろ姿がソックリの親子(馬車の運転手)

【後ろ姿がソックリの親子(馬車の運転手)】

スペインのアンダルシア地区にあるコルドバ。
マドリッドからAVEも停まるし、スペイン周遊旅行には欠かせない街の一つ。

メスキータ北側に広がる『ユダヤ人街』は、迷路のように細い路地が入り組んでおり、白壁の家並みに花の小鉢が飾られている。

特に、写真スポットとして有名なのが、【花の小道(Calleja de las Flores)】。

しか~し、この【花の小道】周辺では、首絞め強盗が多発しているらしいのだ。(05年夏情報)

マドリッドからコルドバへ向かう日の朝、宿の主人が「これからドコへ行くんだ?」と聞いてきたので、「コルドバへ行く」と告げると、「最近日本人を狙った首絞め強盗が多発しているので気をつけたほうがよい」と教えてくれた。以前はマドリッド・バルセロナで多発していたが、最近は南部で多発しているとの事。「ユダヤ人街は危険。特に【花の小道】は小さい広場になっており、周りから遮断されているので、シエスタの時間は近寄るな!」と何度も念を押された言葉が、これからの道中の危険度の高さを物語っていた。

ビビリながらコルドバへ行き、ビビリながらユダヤ人街を歩き、ビビリながら【花の小道】で写真を撮った。

ふと時計に目をやると、昼の3時!まさにシエスタの真っ最中ではないか!!

気付いたら周りには誰もいない。
コレはヤバイかも・・・と戻ろうとした時、細い路地をふさぐように5~6人の集団がたむろっている!
目を合わせないようにすれ違う瞬間!一人の男が話かけてくる!!言葉が通じないフリをしてやりすごそうとするが、肩をつかまれてしまった。

『色男、金も力もなかりけり』と言われるが、『色男、金も力もありあり』のロビンは、一戦交える覚悟を決めて振り返る。

しかしそこにいたのは、ワインボトルを手に持った先ほど乗った馬車のおじさん(写真)だった。
一緒にワインを飲みながら、日本の歌を教えて一緒に歌ったり、下手なフラメンコを見せてもらったりと、とても楽しい時間を一緒に過ごすことができた。
でも、背筋に嫌な汗をかいた出来事だった・・・。

私は何もなかったが、これから行かれる方(特に一人で)は注意して下さいね。
臆病になりすぎると旅は楽しめないが、多少の警戒はした方が良いでしょう。