1492年1月2日 アルハンブラ宮殿 陥落
この日、約800年に渡り続いたレコンキスタ(国土再征服戦争)がついに完結したのだった。
つまり、イベリア半島からイスラムを全て追い出すことに成功したわけだ。
その最後の舞台となったのが、ここグラナダなのです。
後ウマイヤ朝(首府:コルドバ)の滅亡後、イベリア半島におけるイスラム最後の王朝:グラナダ王国があった。
レコンキスタにより追われた多くのイスラム教徒は、グラナダ王国へ逃げてきた。
そして、ここで最後のイスラム文化の華を咲かせたのだ。まるで、熟し過ぎて落ちる前の果実のように・・・。
こういった歴史があり、アンダルシア地方はイスラム文化が色濃く残る地域なのだが、中でもグラナダは、あちこちにイスラム最後の宴の余韻を感じることができる魅力ある町なのだ。
まっ、一般的な観光名所の説明はガイドブックにまかせるとして、ここでは、ガイドブックに載っていない情報を紹介しよう。
アルハンブラ宮殿
アルハンブラ宮殿は、スペインで最も人気のある世界遺産の一つだ。
よって、いつも混んでいる。日本で予約をして行かないと、入場できないこともあるので注意しましょう。
掲示板などで、
「〇月にアルハンブラ宮殿へ行きますが、予約しなくて大丈夫ですか?」
というアホな質問をよく見かける。
んなもん、聞かれたって分かるわけがありません。
だって、その日によって状況が違うんですから。
閑散期だったとしても、たまたまその日に大量の観光客グループが予約していたら入れないだろうし・・・。
っていうか、簡単に日本で予約できるんだから、質問なんかしてないでさっさと予約すりゃいいのに。
上の写真は、2008年6月1日の朝8:00頃の、当日券売り場の様子です。
すでにけっこう並んでいます。たぶん、1時間30分は待つでしょうね。
アルハンブラ宮殿 営業時間
※2011年の情報です。また、突然変更になる場合があります。
03/16 – 10/15
月曜 – 日曜
昼休みなし継続開館
8:30 – 20:00
夜間公開時間: 火曜~土曜22:00 ~ 23:30
10/16 – 03/15
月曜 – 日曜
昼休みなし継続開館
8:30 – 18:00
夜間公開時間: 金曜・土曜の 20:00 ~ 21:30
休場日: 12月25 日および 1 月1日
【会員専用】アルハンブラ宮殿の予約方法(現地での発券方法も紹介しております)
会員とは?/会員登録
アルハンブラ宮殿で有料の場所は、「アルカサバ」「ヘネラリーフェ庭園」「ナスル朝宮殿」です。
有料の場所は、入口で入場券チェックがあるので、入場券を無くさないように気をつけましょう。
また、「ナスル朝宮殿」は入場制限があるので、入場時間を予約しなければならないのだ。
※予約時間を30分以上遅れと入場不可
「アルカサバ」「ヘネラリーフェ庭園」は、「ナスル朝宮殿」の予約時間が午前であれば午前中(午後なら午後中)なら自由に見学できます。
例)「ナスル朝宮殿」の予約が18:30の場合
14:00以降にアルハンブラ宮殿へ行き、入場チケットに引き換える。
予約時間まで「アルカサバ」や「ヘネラリーフェ庭園」を見学したり、休憩したり、好きに過ごす。
18:30~19:00に「ナスル朝宮殿」に入場し見学。
その後、20:00までにカール5世(カルロス1世)宮殿などを見学して外へ出る。
死亡事故現場


上の連続写真を見て欲しい。
おじいさんが歩いているのは、カルロス1世(カール5世)宮殿の脇だ。
おじいさんが曲がろうとしている角が、過去に何人かが死んでいる事故現場なのだ。
えっ?あんなところで?車も通らない場所なのになぜ?

理由は、この段差。
写真を撮りながら、おしゃべりしながら、携帯電話で話しながら・・・。
あの角を曲がろうとして、あの段差につまづいて転倒した観光客は数知れず。
打ち所が悪くて亡くなった方も数名いらっしゃるのだ。
皆さんも、常に足元には注意して歩きましょうね。
アルハンブラ宮殿の謎?
ナスル朝宮殿の観光中、「これって何だろう?」と思う物でダントツ1位はこれだ!

・・・。
洗面器・・・?
そう、ただの洗面器なのだ・・・。

ほらっ、ここにも洗面器!

あっちにも洗面器!

そっちにも洗面器!
いったい、この洗面器は何なのか??
何を意味しているのか?
何か秘密の暗号なのか?
考えれば考えるほど、謎は深まるばかり。
答えは、↓
ホントに知りたい?
どうしよっかなぁ?
引っ張りすぎ?
ではそろそろお答えしましょう。
答え、ただのゴミ箱です。 ガ━━Σ(゚Д゚|||)━━ン!!
そうだったのか・・・。
アルハンブラ宮殿の心霊スポット

旧市街からアルハンブラ宮殿へ上る坂道にある建物。
ここは、ホテルの廃屋だ。
グラナダでは有名な心霊スポットです。
アルハンブラ宮殿のオススメの休憩場所


ここは、アルハンブラ宮殿のそばにある、アルハンブラパレスホテル。ここのテラスからの景色は素晴らしいぞ。

アルハンブラ宮殿を観光した帰りにでも寄ってみよう。
紅茶やコーヒーを頼んで、ゆっくりとグラナダの景色を堪能しよう。
フラメンコショー

フラメンコの発祥は、ここアンダルシア地方と言われている。
せっかくアンダルシア地方を訪れたのなら、是非ともフラメンコは観賞してほしい。
料金はいくら位なのか?
フラメンコショーの手配を日本の旅行会社にお願いすると、5,000~6,000円ほどかかる。ひどい旅行会社だと、9,000円とっているとこもある。
フラメンコショーに関して言えば、日本で予約しておく必要性は全くない。
現地についてから申し込んだ方が安いし、席は十分にあるので問題ない。
ロス・タラントス

日本の旅行会社が使うのは、ほとんどココです。
サクロモンテ地区にある洞窟タブラオだ。
ショーは、21:30と23:00の2回。それぞれ1時間ほど。
ドリンク1杯+ホテルまでの送迎込みで、約30ユーロ。
どこのホテルでも、フロントで申込みが可能。
フラメンコ観賞のあとにサン・ニコラス展望台からアルハンブラ宮殿の夜景観賞に連れて行ってくれるが、すぐそばの駐車場(道が少し広くなっている場所)から見てもそんなに変わらない。
よって、疲れている場合は、直接ホテルへ送迎してくれるように頼んでみよう。

<サン・ニコラス展望台からの景色>

<近くの駐車場からの景色>