現地ガイドさんを手配しよう
個人旅行とツアーを比べた時に、ツアーの方が優れている点は観光案内についてだ。簡単に言えば、現地のガイドがいるかいないかの違い。
確かに、ガイドブックを見れば目的地までは行けます。でも、行ければいいの？行くだけでいいの？
個人旅行は自由で気ままな旅ができるが、事前に自分でしっかり勉強していかないと、せっかく行ったのに見所を見逃してしまうことも多々ある。
特に、「美術館」や「博物館」は、日本のガイドブック（地球の歩き方等）の情報では物足りない。
日本語ガイディングシステム（有料）のある美術館・博物館もあるが、全てを聞いていたのでは時間がかかってしまうし、説明が長ったらしくてつまらないので飛ばして聞いてしまう。
日本に帰国してからTVを観ていたら、たまたま自分の訪れた場所の特集番組が！
「あ～あそこ行ったよね～！」と楽しく観ていたのも束の間、「あんな絵見たっけ？」「あれ？あんなトコ行ってない」「へぇ、あれが名物料理だったんだ」etc、次々に映し出される知らなかった情報・・・。
せっかく行ったのに・・・、くやしくて口には出していませんが、そんな思いをしてる人って意外と多いものです。
となると、現地情報に精通したガイドさんは必要不可欠。
まず、多くの美術館では優先入場が可能だし、あなたの希望する時間に合わせて貴重な作品だけを面白く、簡潔に、分かり易く説明してくれるし、現地の美味しいレストランに一緒に行って注文もしてくれるし、穴場にも連れて行ってくれるし、買い物にもつきあってくれるし、オペラやコンサートのチケットも手配してくれる。
パックツアーに参加した場合でも、「半日自由行動」や「終日自由行動」ってありますよね。せめて半日でも現地ガイドを手配すれば、言葉を心配せず自分達のやりたい事ができちゃうわけですよ。
いくらなんでも、ルーブル美術館に行って「モナリザ」「ナポレオンの戴冠式」「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」、ウフィッツィ美術館の「ヴィーナスの誕生」「春」「受胎告知」、ヴァティカン博物館の「ラファエロの間」「システィーナ礼拝堂」、プラド美術館の「ラス・メニーナス」「聖三位一体」「裸、着衣のマハ」等は見逃すことはないでしょう。
でも、それだけでいいの？他にも多くの名画があるんですよ。他の国（美術館）に貸し出すことの無い、門外不出の、まさにココに来なければ見ることのできない、至宝と呼ばれる名画たちが。
しかし、絵画に興味が無い人達にとって、美術館・博物館の観光は苦痛以外のなにものでもないのかもしれない。
「せっかく来たんだし、とりあえずガイドブックに載っている超有名な物だけ見ておこう。」そんな人もいるだろう。
また、多少は興味はあっても、ある程度の文化背景や歴史・キリスト教の知識がないと、「ふ～ん」で終わってしまうかもしれない。
実は、ロビンもそうでした。
でもね、絵画の見方が分かれば、めちゃくちゃ面白いんです。
例えば、ウフィッツィ美術館なら、まずは第２展示室にある３枚の「壮厳の聖母」を見比べてみよう。ルネッサンス以前の絵画というのがどのようなものだったのかを認識することにより、これから見るルネッサンス絵画の素晴らしさに納得がいく。
そして、その画家の何がすごいのか？この絵の何が素晴らしいのか？を説明してもらうことで、絵を観る観点が変わります。
さらに、それぞれの絵にある秘密。
ダ・ヴィンチは「受胎告知」のマリアの右手を長く書きすぎている。これは、天才画家の単なるミスなのか？いや、そんなわけないんですよ。
「ウルビーノのヴィーナス」には、なぜベットの上に犬がいるの？
まるで「ウォーリーを探せ」のように、画家本人が絵画に描かれているのはなぜ？
このように、具体的に何がどうスゴイのか、その時代の背景、その当時の画家自身の思想や状況、絵に隠された秘密等を知ることで、今まで全く興味がなかった美術館・博物館鑑賞がロビンの趣味となりました。
さらに、美術館や博物館以外でも、見逃してしまうことって多くあります。
ニュルンベルクの「美しの泉」にある、３回廻すと願いが叶うと言われる「願いの輪」。本物の「願いの輪」は金色の輪じゃないんですよ。本物は裏側にあります。
美しの泉
偽物の願いの輪
やはり、個人旅行では、効率よく、内容濃く観光するのには限界がある。
そこでオススメなのが、現地のライセンスガイドさんだ。
ガイドさんは、美術館・博物館・観光名所の案内はもちろんの事、現地の最新情報（おすすめレストラン、セール情報、ストや治安について）、キレイな写真が撮れる場所、観光の相談等、とても親切に教えてくれる。
ここでは、ロビンが個人的に知り合ったガイドさん達を紹介します。
日本の旅行会社を通すと、半日（３時間）３５，０００～４５，０００円、終日（６時間）７０，０００～９０，０００円の料金がかかります。
なぜなら、依頼者→日本の旅行会社（ＪＴＢ、ＫＮＴ、ＨＩＳ、阪急等）→日本の手配会社（ミキ、ガリバー、クオーニ等）→現地の手配会社→ガイド本人という流れだから。
そこで、ヨーロッパ周遊旅行のススメでは、ガイドさんと直接やりとりしてもらうことで、一切の中間マージンを排除しております。よって、上記の半額以下の料金で手配が可能となっております。（平均１５０ユーロ／半日）
※２０１１年より、国際通信費３，１５０円を頂いております（振込み手数料は依頼者負担）。これは、ロビンがガイドへ直接連絡（国際電話やメール）をする平均費用です。
海外にいることの多いロビンは、メールチェックのためにホテルの有料Ｗｉ-Ｆｉに接続したりするので費用が発生するのです。ご理解ください。
とにかく、一生に一度かもしれない旅行で、少しの金額をケチってもしょうがないです。せっかくなんだから、少しでも有意義な、思い出に残る旅行にしましょう。
※※下記の各国の現地ガイドさんを見る前に、必ずコチラを読んでください。※※
下記に載せていない街でも、ヨーロッパの都市であれば知り合いのガイドさんが多数おりますのでご紹介は可能です。（小さな街ではさすがに難しいですが・・・）