お金の持って行き方

準備・計画

お金の持って行き方【現金】・【トラベラーズチェック(TC)】・【クレジットカードでのショッピングやキャッシング】・【国際キャッシュカード】等、お金の持って行き方は様々です。では、どれが一番得なのでしょう?

現地ATMの使用方法

レートで比較

【2010年10月の調査結果】 ※11月の明細を見て

1位 1ユーロ=116.439円
10月14日 パリ市内のマクドナルドにて、三井住友VISAカードの一括払い。

2位 1ユーロ=117.173円(金利込み)
10月14日 パリ市内のATMより、三井住友VISAカードにて500ユーロキャッシング。
1ユーロ=114.743、実質年率18%、ご返済期間43日間=(利息)1,215円

3位 1ユーロ=119.71円
10月9日 成田空港内の三井住友銀行にて、日本円→ユーロへの現金両替。

結論。クレジットカードが使えるお店ではクレジットカード払い。ある程度まとまった現金はATMでキャッシング。日本では空港からホテルまでの交通費程度を両替。間違えてもヨーロッパで現金の両替はしないようにしましょう!!

2006年12月6日 三井住友銀行、三井住友VISAカード調べ
TTS(電信売り相場)=154.35円、VISAインターナショナル決済センターのレート=153.224円

  • 現金
    1ユーロ = 156.95円
    TTS+手数料(2.6円)
  • トラベラーズチェック(TC)
    1ユーロ = 155.89円
    TTS+発行手数料(額面の1%)
  • クレジットカードでのショッピング
    1ユーロ = 155.72円
    VISA/MASTERインターナショナル決済センターのレート(カード利用日ではなく、センターの処理日)+手数料(1.63%)
    ※手数料は、クレジット会社により違います。
  • クレジットカードでのキャッシング
    1ユーロ = 154.38円(10日後に早期返済)
    1ユーロ = 156.72円(30日後に返済)

    VISA/MASTERインターナショナル決済センターのレート(カード利用日ではなく、センターの処理日)+キャッシング利息(27.8%)
    ※キャッシング利息は、クレジット会社により違います。
    裏ワザ:リボ払い専用カードのキャッシング利息の方が安いので、リボ払い専用カードでキャッシングし、帰国後に早期返済の方がお得です。
  • 国際キャッシュカード
    1ユーロ = 157.82円 (ATM利用手数料含まず)
    VISA/MASTERインターナショナル決済センターのレート(引き出し日ではなく、センターの処理日)+手数料(3%)+ATM利用手数料(200円/1回)
    ※手数料及びATM利用手数料は、銀行によって違います。

安全面・利便性で比較

  • 現金
    盗難・紛失の場合、100%戻ってこないと思ってよいでしょう。
    しかし、トラベラーズチェックやクレジットカードが使えない店もあるので、200~300ユーロの現金は持ち歩こう。
    スリや引ったくりにあった場合を考えて、全ての現金を1箇所にまとめるのではなく、2~3箇所に分散するようにしましょう。

  • トラベラーズチェック(TC)
    盗難・紛失の場合、再発行条件を満たしていれば再発行してもらえるので安心。
    しかし、トラベラーズチェックが使えない店は多いので、現地の銀行や両替商にて換金する手間がかかるし、換金の際には1~10%の手数料がかかる場合が多い。しかも、使い残ったトラベラーズチェックを日本で換金する場合にも手数料がかかる。
    トラベラーズチェックを利用する場合
  • クレジットカードでのショッピング
    クレジットカードで買った物には盗難・破損補償が付いているし、不正使用に対しては遡って補償してくれるので安心。
    ただ、スキミングによる不正使用もあるので、請求書のチェックは怠らないようにしましょう!
    ヨーロッパではマスターとVISAの使用可能率は高く、アメックスやダイナースはあまり使えません。JCBが意外と使えたのにはビックリした。
  • クレジットカードでのキャッシング
    ショッピングとは違い、キャッシングについての補償はありません。
    よって、スキミングにより、限度額分を不正に引き出される危険性はある。
    また、ATM周辺は泥棒の溜まり場でもあります。道沿いのATMや深夜の利用はできるだけ避け、日中に銀行内のATMを利用しましょう。

    現地ATMの使用方法

  • 国際キャッシュカード
    多額の現金を持ち歩く必要がないので安心だが、クレジットのキャッシングと同じで、預け入れ額分を不正に引き出される危険性や、ATMで引き出し直後に盗難の可能性はある。
    また、1回の利用ごとに手数料200円が発生するので、小額を何度も引き出すともったいない。

    現地ATMの使用方法

国際キャッシュカードは、海外での引き落とし手数料が無料の「新生銀行」がオススメです。

CITI BANKのワールドキャッシュは、口座開設の際に手数料がかかり、海外での引き落とし手数料もかかるのでオススメしません。

※どこの銀行でも同じ、VISA/MASTERインターナショナル決済センターのレートになります。

結論

レート

  1. クレジットカード払い
  2. クレジットカードでのキャッシング
  3. 国際キャッシュカードでの引き出し
  4. トラベラーズチェック
  5. 日本国内での両替(現金)
  6. 現地での両替(現金)

安全度

  1. トラベラーズチェック
  2. クレジットカード
  3. 国際キャッシュカード
  4. 現金

使い勝手

  1. 現金
  2. クレジットカード
  3. 国際キャッシュカード
  4. トラベラーズチェック

それぞれ長所・短所がりますので、「旅行先」「旅行日数」「旅行スタイル」に合わせて、割合をその都度判断するのが良い。
まっ、トータルで考えると、できるだけクレジットカードでの支払い(買い物)をして、現金はあまり持ち歩かないようにしましょう。

短期旅行(15日以内)であれば、クレジットカードでキャッシングし、帰国後すぐに早期返済する。

あまりオススメはしないが、中長期旅行(1ヶ月以上)であればトラベラーズチェックを検討していいかな。
(店舗では使えないので、銀行等で現金化するという意味)

クレジットカードは、下記を複数枚作りましょう。理由は、保険料0円の海外旅行保険

トラベラーズチェックを利用する場合

トラベラーズチェックは、ユーロ現金に両替するよりもレートが良く、盗難・紛失時に再発行が可能なので便利です。
しかし、買い物の支払いに使えない店がほとんどです。
使える場合でも、トラベラーズチェック1枚あたりの手数料(平均500~1000円)を取られる場合が多い。よって、銀行等で現金化して使わなければならないので面倒です。

トラベラーズチェックを利用する場合は、下記を参考にしてください。

トラベラーズチェック(TC)は、どこが良いのか?

一番評判の良いTCは、アメックスですね。
大きな理由は2点あります。
1点目は、「AMEXのTCを現地のAMEXオフィスで現金化する場合の手数料が0円」という点。
2点目は、「紛失・盗難時の再発行が迅速・丁寧」という点。

ロビンは最近TCを作りませんが、もし作る場合はやはりアメックスにします。

その他のトラベラーズチェックの場合、現地の銀行・両替商等で現金化する時の手数料は結構高い(5~10%)です。
また、盗難・紛失時に再発行してもらえなかった等の苦情も多いので気をつけましょう。

次に、どこの金融機関でトラベラーズチェックを作るかもポイントです。

CITI BANK) 口座がある方のTC発行手数料は0円。口座がない方のTC発行手数料は1%。
その他銀行) 各銀行指定の口座(積立)等があればTC発行手数料は0.5%。口座がない方のTC発行手数料は1%。
郵便局) TC発行手数料は1%。

※AMEXのTCを取り扱っていない(用意していない)金融機関もあるので、事前に問い合わせしておきましょう。

【結論】

  1. CITI BANKに口座がある方はCITI BANKでAMEXのTCを作り、現地のCITI BANKやAMEXオフィスで現金化する。
  2. CITI BANKに口座がない方は、自分の取引銀行に自分の取引状況の場合のTC発行手数料を確認しましょう。0.5%になるのなら、自分の取引銀行でAMEXのTCを作り、現地のAMEXオフィスで現金化する。
  3. 自分の取引銀行でTC発行手数料が1%だった時は、セゾンでAMEXのTCを作り、現地AMEXオフィスで現金化する。