【ロンドン14日AFP=時事】
英国の作家ジェームズ・マシュー・バリーがピーターパンの童話を執筆したとされるロンドンの邸宅が売却されることが14日、明らかになった。ロンドン中心部のケンジントン公園の向かいに立つ6寝室のこの邸宅は、675万ポンド(約14億5000万円)」で売りに出された。
この邸宅に住んでいたバリーは、ケンジントン公園で5人の少年と出会い、それがきっかけで20世紀初頭にピーターパンの物語の着想を得た。1902年にピーターパンが初めて登場する「小さな白い鳥」を出版し、2年後に、ティンカーベルやフック船長が登場する作品を発表して大人気を博した。
バリー自身には子供はできず、夫人が他の作家と恋愛事件を起こし、1909年に離婚した。37年6月に77歳で死去した。